今回も引き続き地方のコワーキングスペースをご案内したいと思います。ちょっと視野を広げ、街ぐるみでワーケーションに力を入れている地方自治体を取り上げてみたいと思います。

ワーケーションに街ぐるみ(時には県ぐるみ)で力を入れている自治体は、独自のWEBサイトを立ち上げていることがほとんどです。ワークスペースや宿泊施設、アクティビティなどを一つのH.Pで同時に検索できるようになっているので、自分で宿泊施設などをあれこれ探す手間が省けるのが大きなメリット。長期滞在や移動手段のお手頃なプランなどもあるので要チェックです!

今回はワーケーションの聖地で有名な和歌山県南紀白浜町と長野県白馬町、次回の第3回目には北海道ニセコ町と、全3つの自治体に加え、それぞれ眺望の良いコワーキングスペースをご案内します。

 
【 WWP・WAKAYAMA WORKATION PROJECT 】和歌山県

コロナ禍で定着した感のあるワーケーションですが、和歌山県の南紀白浜町ではそれより以前の2017年よりワーケーションに街を挙げて取り組み、NECや三菱地所など大手企業やIT企業が次々とサテライトオフィスを開業したという先駆的な自治体です。今ではワーケーションの聖地と呼ばれるようになり、現在は和歌山県全体でもワーケーションに積極的に取り組んでいます。「WWP・和歌山ワーケーションプロジェクト」は和歌山県が運営しており、ホームページではワークプレイス・宿泊サービス・アクティビティ・コーディネートを和歌山県全域から検索できるようになっています。選択肢が多く迷う時は、無料・有料でワーケーションのトータルコーディネートをお願いできるのも良い点ですね。
 
運営: 和歌山県 情報政策課
住所: 〒640-8585 和歌山市小松原通1-1
TEL : 073-441-2406
メール: wwp_info@pref.wakayama.lg.jp
URL: https://wave.pref.wakayama.lg.jp/020400/workation/index.html
  

『いいオフィス和歌山 by Office Cloud 9』和歌山県南紀白浜町

南紀白浜空港より徒歩5分、空港と雄大な太平洋を見下ろす高台にオープンしたばかりのコワーキングスペースは、白良浜まで車で5分、白浜駅まで車で10分とワーケーションには最適の場所。室内は紀州材など国産木材が使用されとても落ち着いた雰囲気。大きな窓ガラスからは雄大な景色を望めます。
 
住所: 和歌山県西牟婁郡白浜町才野1622番1086 
TEL : 0739-33-2330 
利用料金: [ドロップイン]1時間600円・1日1,800円 [月額プラン]22,000円(全国店舗共通)
営業時間: 08:30~18:30
アクセス: 白浜駅より車で10分/南紀白浜空港より徒歩5分(送迎あり*要予約)
URL:  https://e-office.space/spaces/tokai-kinki/wakayama/nishimurogun/wakayama-by-officecloud9
 

【 HAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORT・白馬リゾートテレワーク 】長野県白馬村
 
長野県白馬村の岩岳リゾートでは今まで主流だった「ワーケーション」ではなく、リゾート地で日常的にテレワークをするスタイル「リゾートテレワーク」を新たなコンセプトに据え、山頂から山麓までの岩岳エリア一帯を1つのリゾートテレワークスペースとして提供しています。岩岳山頂まではゴンドラリフトに乗って通勤し、標高1,289mの絶景テラス「白馬マウンテンハーバー」やブナの木々に囲まれた「森のオフィス」でお仕事するという、斬新で非日常的な体験ができるのが魅力です。すべてのワークスペースではもちろん電源・Wi-Fi完備。雨の日もレストハウス内が利用できるので安心です。仕事中にリフレッシュしたくなったら、おしゃれなベーカリーカフェやデリを利用したり、家族連れでも楽しめる複数のアクティビティや「ねずこの森」の散策なども楽しむことができます。白馬村内にも複数のリゾートテレワークスポットがあるので気分で場所も変えられますね。長期滞在者向けの宿泊施設もありますし、村内の移動には便利なレンタカープランや自転車長期貸し出しプラン、宿泊プランなどもあるのでうまく活用したいですね。

住所: 〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城12056 株式会社岩岳リゾート 
TEL : 0261-72-2474(8:00~17:00)
URL : https://iwatake-mountain-resort.com/green/resort-telework#info01
 

『森のオフィス』『山頂レストラン「スカイアーク」』『白馬マウンテンハーバー』『白馬岩岳のその他のワークスペース』

ゴンドラリフトを利用することですべてのワークスペースが無料で利用出来ます。席の貸し切りの場合だけ料金がかかります。木漏れ日のさす『森のオフィス』ではオープン利用可能な3つのデッキ席があり、最大20名まで利用が可能。雨天時でも利用ができる山頂レストラン「スカイアーク」では、最大400席が利用可能、共にスクリーン、プロジェクターが貸出可能です。その他、マウンテンハーバー内「THE CITY BAKERY」、芝生広場、ねずこの森内などもワークスペースとして利用できます。ここでは全てのワークスペースの眺望が良好です。

場所: 白馬岩岳山頂
利用料金: [リゾート入場料(ゴンドラリフト往復含む)]一般(大人) 1日券2,400円・5日券8,600円ほか [森のオフィス・デッキ貸切利用]1時間3,000円・1日15,000円
営業時間: [グリーン期間のみ営業]4月28日(金)~11月12日(日) 8:30~17:00 *ゴンドラ下り最終16:50
アクセス: [車]東京から関越・上信越自動車道ほか・約4時間 [列車」東京から長野新幹線・特急バスで約2時間30分 [バス]東京から白馬直通バスで約5時間20分
連絡先・URL: 上に同じ

 いかがでしたか。次回はワーケーションしたいエリア第一位(2022年)を獲得した北海道より、ニセコ町のワーケーション事業をピックアップ!ニセコ町でワーケーションする魅力と、眺めの良いコワーキングスペースなどご案内する予定ですので、お楽しみに。