街を歩いていると、様々な場所でデジタルサイネージを目にすることが多くなったと思いませんか。

以前から都心ビルの大型モニターなどはよく知られていましたが、今では駅や電車内、バスの停留所や病院、大型ショッピングモールやオフィスビルなどなど、あらゆる場所で小型化したデジタルサイネージを見るようになりました。
 
デジタルサイネージとは “ディスプレイから情報を発信するシステム” いわゆる電子看板のことです。
デジタルサイネージの利点は、ディスプレイの進化と高速ネットワークの普及により、動画による情報量がポスターなどに比べ格段に多くなったこと。最新の情報が映像で次々と流れるため人々の目が集まりやすく、より高い広告効果が期待できる点が挙げられます。また広告の付け替えなども必要ないため、人件費や時間も削減できる利点もあります。
 
最近では広告のターゲットの層をより細分化したデジタルサイネージが登場し、その一つとしてエレベーターサイネージが大変注目されています。

マンションやオフィスビル、病院など、似通った生活環境や訪れる目的などがある程度絞れる、特定の層に向けて最適な広告を発信することで、より高い広告収益を期待できるためです。その限られた空間での視聴率は90%以上ともいわれているため、関心を持つ企業が増えており、今後の成長産業のひとつとされています。

それではいま注目のエレベーターサイネージを手掛ける企業をいくつかご紹介しましょう。

 
●『 ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 』 Lift SPOT(リフトスポット)
 ジャパンエレベーターサービスが展開する「LiftSPOT(リフトスポット)」は防犯カメラ搭載型のエレベーターサイネージです。防犯カメラがディスプレイに内臓されているので、利用者に圧迫感を与えずに設置できます。利用者に役立つ情報や動画広告の配信によって快適で安全な空間を目指しています。費用は従来の防犯カメラに比べ、初期費用・月額費用が無料で大変お得、負担するのは電気代のみなのでおススメです!

TEL: 0120-49-8000(平日9:00~18:00)
URL: https://www.jes24.co.jp/service/option/liftspot.html


●『 株式会社 東京 』 東京エレビ
 
「株式会社 東京」2017年に東京大学の学生たちが設立した、エレベーター内外でデジタルサイネージなどを展開しているスタートアップ企業です。こちらが開発した「東京エレビ」は、防犯カメラが内臓された無料で設置できるディスプレイ。設置する側の負担はなく、広告料からまかなわれる仕組みです。ディスプレイからはニュースや天気予報、グルメ情報、観光情報などの番組やCMの配信や、ビルオーナーからの告知も可能、いざという災害時には被害軽減などに関するコンテンツが放映されるので安心感があります。
 
URL: https://tokyo-inc.com/
 
●『 株式会社マイクロデジタルサイネージ MAD 』MONOLITHS(モノリス)
 広告主向けのデジタルサイネージアドネットワーク「MONOLITHS」と、*ロケーションオーナー(*設置場所を提供する人)向けのデジタルサイネージコンテンツマネジメントシステムを活用し、双方のプロモーション支援を行っています。「MONOLITHS」は全国約30万のディスプレイから、広告のターゲットが多い時間や場所を指定・配信が可能です。エレベーターサイネージ部門では大規模マンションやタワーマンション、オフィスなど、東京23区内のエレベーターに設置されており、特定のターゲット層に向けての配信を実現しています。

URL: https://www.mads.co.jp/
 
 
●『 mark & earth(マークアンドアース) 』

「mark & earth」は上記「MAD」や「フジテック」などと提携し、エレベーターサイネージを活用した動画広告配信サービスを展開しています。設置時の「機器代」「工事費」「めんどくささ」はゼロ!導入すれば収益になる構造のため、収益を修繕積立金などに充てることで、物件価値の向上も見込めます(*広告配信元に収益がある場合)。設置した物件のお知らせや設備点検などの情報など掲示板としての活用や物件地域に根ざした情報なども配信できます。
 
URL: https://markandearth.co.jp/ 
 
 
●『 株式会社しんか 』MIAGERU(みあげる)
 
オフィス移転支援・サービスを手掛ける「株式会社しんか」は、所有者向けのエレベータデジタルサイネージ事業も展開しています。建物運営上の収益の限界や老朽化、建て替え問題などから、エレベーターサイネージによる収益源の提案を行っています。「MIAGERU」はエレベーター向けスマートディスプレイ。導入費用は無料のため建物オーナーには負担がなく、運営側の広告収益に応じて利益が還元される仕組みになっていますので、導入するメリットは大きいといえますね。

URL: https://sinca.co.jp/ev-kashi/


●『 DNP デジタルサイネージソリューション 』 SmartSignage(スマートサイネージ)
 大日本印刷株式会社(DNP)と東芝エレベータ株式会社が共同開発した「DNPサイネージ配信管理システム SmartSignage(スマートサイネージ)」に、DNPと業務提携したサイバーエージェントの広告配信システムを連動させ、10月より広告の提供を開始しています。より広告の注視率が高いエレベーターサイネージに特化し、各社それぞれの強みを生かした形で強力タッグを組んでいます。

URL: http://www.dnp-signage.jp/index.html